約 758,409 件
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/5502.html
終末 しゅうまつ 収録作品:ゼルダの伝説 ムジュラの仮面[N64/3DS] 作曲者:近藤浩治 概要 まだ間に合う! 町へ行かなきゃ! いかん いかん しっかりしろ!隊長の命令がでるまでしっかり門を守るんだ… そりゃ… に 逃げたい!け けど そんなの予定表に書いてないのだ。ボ ボクには配達の予定表が さ…最優先なのだ。 うううううっ コワイよ~!イヤじゃ~! 死にたくない!! 来るなら来やがれ バケモノめ! 私 待つことにしました。約束しましたから…これでいいんです。彼を信じます。 『ムジュラの仮面』は、3日後に月が落下する終末の世界タルミナを舞台としたリンクの冒険を描く物語である。 リアルタイムで時間が流れるシステムを採用しており、ゲーム内時間で3日の内にゲームを攻略する必要がある。 本楽曲はその3日間の内、最終日である3日目の午前0時から午前6時、すなわち月が落下するまでの最期の6時間に流れるBGM。 重いシンセ音が淡々と響き渡る暗く、寂しく、そして絶望感に満ちた曲。「終末」というタイトル通り世界の終わりをひたひたと感じさせる。 ゲーム内で3日目の午前0時を迎えると強制的にこの曲へと切り替わり、街やフィールドなどダンジョンを除いたあらゆる場所で流れ続ける。 クロックタウンでは3日目午前0時は「刻のカーニバル」開催日時であり、時計塔に華やかな花火が打ち上がるムービーを挟んだ後に流れ始める。この曲が流れ始めるとゲーム画面にはカウントダウンのタイマーが表示されるようになる。 タイマーがゼロになると巨大な月が地上に墜落し、問答無用でゲームオーバー。回避するには「時の歌」を吹いて3日前に戻らなくてはならない。 この曲は普通に聴くだけでも十分怖いが、それ以上に、ホラー要素が多い本作の中でも代表格に挙げられるほどの恐怖演出がされ、特に「時の歌」を獲得できてない状態だとトラウマ必至である。 徐々に近づいてくる不気味な顔の形をした月、ほとんど居なくなるクロックタウンの住人たち…。建物内であろうと、上述の画面に表示されるカウントダウンタイマーが否応なく目に入り、時計塔の鐘の音と、月の墜落が近いことを知らせる大きな地響きがひっきりなしに鳴り響く。 この半端じゃなく怖いゲームの演出だが、限定的な時間帯のみでおこなわれるものの、攻略上どうしても聴かなくてはならない場面もあるため嫌でも記憶に残る。 一応、シナリオ上絶対に必要な時計塔進入は、入口で待機していればすぐに入ることでイベントが進むので、スムーズにゲーム進行が出来るプレイヤーはほとんど本楽曲を耳にしなくても済む。 しかし、3日間をフルに駆け回る必要がある本作屈指の長大サブイベント「めおとの面」をこなす場合は、締めくくりとして月落下の2時間(現実では1分30秒)前まで、アンジュと共にカーフェイの到着を信じて待つ必要があるため、長く耳にしなければならない。 なおサントラに収録されたものは鐘の音のSEは入っていないが、ゲームをプレイした人なら鐘の音が自動再生されるのはほぼ間違いないだろう。 過去ランキング順位 第9回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 907位 みんなで決めるマイナーゲーム曲ランキング 62位 みんなで決める夜曲ランキングベスト100 49位 みんなで決めるトラウマ曲ランキング 2位 みんなで決める2000年~2007年の名曲ランキング 219位 みんなで決めるゼルダの伝説BGMランキング 39位 第3回みんなで決める任天堂ゲーム音楽ベスト100 140位 みんなで決めるニンテンドウ64の名曲ランキング 23位 サウンドトラック ゼルダの伝説-ムジュラの仮面-ゲーム・ミュージック ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D オリジナルサウンドトラック
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/2320.html
このページはこちらに移転しました 百十二の時計と一つの部屋 作詞/43スレ333 この部屋には 誰もいない 沢山の時計と 僕以外 この身体は何でこんなに硬いんだろうか 大丈夫かな 大丈夫だよね 勝手に決め付けた この時計はいつのかな これはいつのだっただろう 時の音が 僕を壊していく 鳴り響くベルが僕を壊しつくす 悲しみはない 幸福も 希望もない 壊れていく僕が僕に言葉を残す 小さい声で 何言ってるか 少しもわからない この部屋には 僕は要らない 沢山の時計と 時間以外 右手の痣(あざ)はいつつけたんだろうか もういいかな もういいよね 一人で決め付ける この身体は誰のものかな これはいつの傷だろう 時が進む 僕が壊れていく 鳴り止んだベルの音と僕の叫び 周りは時計 誰も知らず 気にもしない 壊れていく僕が僕に言葉を残す 小さい声で 何言ってるか 少しもわからない 壊れていく僕が僕に言葉を残す 小さい声で 「君は自由だ」 少しもわからない (このページは旧wikiから転載されました)
https://w.atwiki.jp/kyoukaisen/pages/153.html
概要 未曽有の大戦争があり 国が国を恨み 民が民を憎み 恐し 壊され 破壊されつくされてしまった世界 深々と降り積もる雪と 兵器の成れの果てと 白骨死体のみが転がる世界 生命の息吹は感じられず あるのはただ 静寂のみ ここは終わってしまった世界 【現在確認されている施設】 国立美術館 某国や他国の絵画や彫像など 美術に関する様々な物品を収容 展示していた建物 建物の形はある程度残っている者の 中の美術品の多くは略奪されたか破壊されたかでほとんど残っていない ただ数少ない残された残骸から この世界のアートを垣間見ることは可能である 兵器工場 某国が運営していた工場 ライフラインがまだ生きており 従業員無き今も延々と武器や兵器を作り続けている 作られているのは歩兵用ライフルと兵器のパーツ 従業員がいなくなってから最低でも10年の月日が経過しており その間製造された武器コンテナは出荷されることなく倉庫を埋め尽くし 今は外に積まれている状態である 休憩室にはペンキで『北に行け そこには最後の平和がある』と書きなぐられているが ここで自ら命を絶った者もいるようだ その他随時更新 【コンセプトについて】 カーテンレールの閉じた後の世界 物悲しいロールをしたい時などにどうぞ 異能の存在や生存者など 様々な事柄を未定としていますので アイデアがある人は活用してみてください
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/21128.html
壊滅の時計 クロック VR 闇文明 (8) クリーチャー:アウトレイジMAX 4000 ■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい) ■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを一体破壊する。その後、ターンの残りをとばす。(次のプレイヤーのターンをすぐに始める) 作者:(Wolfsbane) フレーバーテキスト (フレーバーテキスト) 評価 チェインスラッシュ+クロック。コスト論的には妥当だけど、サファイア的なものも感じる1枚 -- Orfevre (2017-08-05 18 17 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gardenkikaku/pages/308.html
木で編まれた籠に入った山盛りの果物。3種類10個入り。 [幸福な果実]*4 桃によく似た果実。 1シナリオで2回まで使用可能。 ダンジョン内で食べた場合、探索者のHPをダンジョンから出るまで+5にする。 状態異常になっていた場合、これを食べることによって全ての状態異常が解消される。 [地獄の果実]*3 柘榴によく似た果実。 1シナリオで1回だけ使用可能。 敵が発動した固有・記憶スキルを一度だけ模倣して使う。 但し、これを使うと自動的に1D3Rの間気絶状態となる。 [楽園の果実]*3 林檎によく似た果実。 1シナリオで2回まで使用可能。 食べた探索者と『仲間』『友好』『愛情』を結んでいる同行者がいる場合、 彼らの任意ステータスを+5する。 また、彼らがダメージを受けた場合、一度だけその攻撃を跳ね返す(耐久・魔耐のみ)。
https://w.atwiki.jp/staba/pages/81.html
『終末のクレイジータウン』 スレッド 『終末のクレイジータウン』 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/412/1058893019/ 『終末のクレイジータウン RELOAD』 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/412/1062263126/ 募集:『宣伝』・『告知』スレッド NO.4[251-272] http //jbbs.livedoor.jp/movie/412/storage/1056731575.html#251 総評:ピピン姫を見殺しにする知識人の会[497-509] http //jbbs.livedoor.jp/movie/412/storage/1018453609.html#497 実行期間 2003年07月23日〜2003年11月04日 参加者 評価 結果 本体 スタンド 能力 パ ス 射 持 精 成 C 再起不能 月見真吾 『スロッビング・グリスル』 スタンドが食べた無生物の性質を有し、形を自由に形成する事が出来る息を吐く。 B B E C B A C 生還 アンテル・メッゾ D 死亡 芹沢明 『リール・ビッグ・フィッシュ』 『見えない水』を作り出す。 C A C A C C D 死亡 飯野純一 『ハイゲート』 『運命へのヒント』を聞ける。 E - E A A C E 死亡 ジロー 『ホームラン』 棒状の物体に『どんなものでも打ち返すことが出来るようになる』能力を与える。 - - - A - B C 生還 鳴沢純一 『スライドリング』 触れた物体を磁石の様に引き寄せたり、弾いたりする事が出来る。 C B C C B B E 死亡 フード 『ダークハーフ』 触れたものを『対称形にする』。 C C E A B B C 死亡 城嶋時生 『ロストホライゾン』 触れた場所に『回転扉』を作り出し、現実世界と連動した呼吸の出来ない世界に移動する。 B A E D D B C 死亡 八乙女昴 『リヴァードッグス』 『河川に流れているもの』を本体へと集めるドーベルマンの群れ。 C A A A C B 総評:C 内容 登場人物 本体 スタンド 人物紹介 『ザ・スーサイド・マシーンズ』 全身タイツの男 『ネッシー(仮)』 ? アジェッソー 『ホットワイアー』 短髪の男 『エターナル』 メッシュの男 『ステレオフェニックス』 『トゥインメン』 少女 『スリー・ドアーズ・ダウン』 ? 百目鬼 『クレイジータウン』 ? 南郷和樹 『ホワイトライオン』 鳴瀬誠一郎 『スキンレス』 『ビッグ・ファット・ソウル』 伊達征次 『ステイシス』
https://w.atwiki.jp/hattan/pages/99.html
振り返れば、まだ かすかに見えるような あの日私は時計の竜頭ひいて 時を止めようとしていた… 幸せだったんだ。 見せかけの優しさでも。 後ろを向けば、 手の届きそうな。 あの日私は時計の針を戻して 過去に戻ろうとしていた… 幸せだったんだ。 何かを愛せることが。 立ち止まって、 ここに立って今 今日この日私は時計を壊して 過去を消そうとしている… 幸せになりたいんだ。 何かを愛したいんだ。 さようなら、 愛していた君に。 ありがとう、 愛してくれるみんなに。 そしてごめんね。 時計と自分壊してた。 流れた泪で気付いたよ、 みんなありがとう。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/discstation/pages/558.html
発売時期:1991年2月19日/収録号数:DS98#02 対応機種:PC-98/メディア:FLOPPY DISK ジャンル:鑑賞/シリーズ名:その他 概要説明 攻略情報
https://w.atwiki.jp/asagaolabo/pages/3723.html
[終末の序曲 ~オワリノハジマリ~] 【しゅうまつのじょきょく オワリノハジマリ】 [Metamorphose] ハイライト発生箇所 収録作品 関連リンク ポップンミュージック ラピストリアで登場した楽曲。 担当キャラクターはジズ(15-1P-LT絵)。 終末の序曲~オワリノハジマリ~ / フレディ波多江とエレハモニカ BPM 150 新難易度 EASY NORMAL HYPER EXTRA 8 23 35→【エクラル途中】30 42 ハイライト EASY NORMAL HYPER EXTRA 3 3 3 3 古参のプレイヤーにとっては馴染みのある、アーティスト名義および担当キャラクターの曲である。ジャンル名としては「ダークネス」のシリーズ第4弾に相当し、恒例ともいえる不気味な笑い声は曲中で多用されている。すべての事象には始まりがあれば終わりがあるというものだが、変化を受け入れようという作者の意図が感じられる。ハネリズムになっているサビ前とそれ以降でリズムが変わるのが面白い。また、サビ直前の英語ボイスはALTが使われており、いかにも聖夜ならではの手法だ。イントロのリズムがどこかしら水中家族のテーマを髣髴させるような。 N譜面はBメロパートで縦連打と階段の複合という、レベル表記の割には明らかに逸脱した配置があるのが問題。ハイパーは離れた同段2個同時と単押し中心で、癖のある配置がほとんどなく見切りやすい配置になっているため、Lv35にしてはクリア難度はかなり低く、Lv31くらいの実力でも挑戦する価値はあるだろう。難所といえそうなのがサビ前の緩いスライド階段と、サビ後半の左右で縦連打を行いながらのもう片方の手での単押しくらいだが、後者の連打地帯は単押し側が歌に合わせているためわかりやすい。EXはイントロの同時押しが3個になっているため、リズムを覚えればここでゲージを大きく稼げる。Bメロの階段+αや、サビ以降の同時押し・縦連打に混じる16分はレベル相応とも言える配置。 ハイライト発生箇所 番号 5Buttons / EASY NORMAL HYPER EXTRA 1 2 3 収録作品 AC版 ポップンミュージック ラピストリアからの全作品 CS版 関連リンク ダークネス(シリーズ) 村井聖夜 楽曲一覧/ポップンミュージック ラピストリア
https://w.atwiki.jp/83452/pages/16162.html
○ ――金曜日 今日は澪が私の家に泊まりに来ていた。 いやいや、別に友達以上恋人未満として、色んな事をしようと思ったわけじゃないぞ。 澪が私とパジャマフェスティバルをしたいと言ってきたからってだけだ。 ムギ達との話をした時には平静を装ってたけど、 本当は澪も参加したくてしょうがなくなってたらしい。 そういや、前に私がムギと二人で遊んだ時も、 「私もムギと遊びたかった」って、誘ってたのに文句を言われたな。 今も昨日、ムギとどうやって過ごしたのかとか訊いて来てるし……。 澪の奴……、ひょっとして、私よりムギの事を好きだったりするんじゃないか? ちょっとだけそんな考えが私の頭の中に浮かぶ。 ……はっ、いかんいかん。 それじゃ、何だか私が澪にやきもち妬いてるみたいじゃないか……。 私はそんな照れ臭い気持ちを隠すために、立ち上がってラジカセのスイッチを入れる。 幸い、そろそろ紀美さんのラジオの時間だ。 軽快な音楽が流れる。 「胸に残る音楽をお前らに。本当の意味でも、ある意味でも、とにかく名曲をお前らに。 今日もラジオ『DEATH DEVIL』の時間がやって来た。 この番組も、今回入れて残り二回。 日曜休みだから、土曜が最後の放送って事になるわね。 勿論、お付き合いするのは、いつもの通り、このアタシ、クリスティーナ。 終末まではお前らと一緒! 後二回、ラストまで突っ走ってくから、お前らも最後までお付き合いヨロシク! ……いやあ、にしても、思えば遠くに来たもんだ。 飽きたら早々に打ち切ってもらおうと思ってたのは内緒の話だけど、 これまたやってみると中々コクがあって、濃厚なのに、不思議と飽きが来なかった。 って、料理番組の感想みたいだけど、でも本当にそんな感じ。 一ヵ月半って短い間だったけど、この番組もリスナーのお前らもアタシの宝物。 残り二回の放送が心底名残惜しいわよ。 でも、勘違いしないでよね、お前ら。 終わるのはラジオ『DEATH DEVIL』の終末記念企画だからさ。 来週からはラジオ『DEATH DEVIL』の終末後記念企画が始まる予定なのよ。 超絶パワーアップ予定でさ。 そんなわけで、来週月曜から新装開店なんで、引き続き本番組をヨロシク。 あ、ディレクターがそんなの聞いてないって顔してる。 そりゃそうよね、言ったの今が初めてだもん。 いいじゃんか、ディレクター。 言ったもん勝ちだし、まだこの番組続けたいじゃん? リスナーの皆も望んでると思うし、誰も損しない素敵企画だと思うけど? ……お。 苦笑いしてるけど、ディレクターからオーケーサインが出たわよ、お前ら。 おっし、これで本決まり。 ラジオ『DEATH DEVIL』破界篇は次回で終了。 来週からラジオ『DEATH DEVIL』再世篇にパワーアップして再開予定って事で。 ちなみに破界篇の『かい』は世界の『界』で、 再世篇の『せい』は世界の『世』って書くからお前らもよく覚えといてね。 何でかって? いや、あんのよ、そういうゲームが。 深い意味は無いから、それ以上はお前らも気にしないで。 分かってるって。 別に終末の事を忘れてるわけじゃないよ。 日曜日の陽が落ちる前には、終末が……、世界の終わりがやって来る。 誰も望んじゃいないけど、とにかく足音響かせて、まっしぐらに終わりがやって来る。 でもさ、未来の事は誰にも分かんないじゃない? 九分九厘世界が終わるらしいけど、それは確定した未来じゃない。 『未来』ってのは、『今』になるまで永久に『未来』なんだから、 それがどうなるか不安に推論してたって無意味でしょ? 日曜日に世界がどうなるかは、結局は日曜になってみるまで分からない。 だったら、別に来週の事を予定してても、悪くないんじゃない? 馬鹿みたいだって自分でも分かっちゃいるけどさ。 え? どしたの、ディレクター? 九分九厘じゃ全然決まってないも同然だって? 九分九厘……、あ、ホントだ。 九分九厘じゃ一割にもなってないじゃん。 こりゃ失礼。 いや、アタシの友達がさ、99%の事を九分九厘って言うのよ。 ついその口癖が感染しちゃったみたいね。 馬鹿みたいと言うか、ホントに馬鹿で申し訳ない。 正確には九割九分九厘終末がやって来るって話だけど、 それにしたって確定してないのは確かなんだし、確率の話をしててもしょうがないわよ。 ……確率を思いっ切り間違えてたアタシが言うのもなんだけどさ。 あははっ、まあ、勘弁してちょうだい。 話はちょっと変わるけど、お前らパンドラの箱の話って知ってる? 有名な話だから知らない人は少ないと思うけど、 その箱を開けたら、世界にあらゆる災厄が飛び出して来たって話ね。 箱を開けたら、艱難辛苦、病別離苦、そんな感じの四苦八苦が世界に蔓延しちゃった。 四苦八苦は仏教用語だけど、それは今は置いといて。 それだけ災厄が一気に飛び出たけど、 一つだけパンドラの箱の中に残ってた物があったらしいのよ。 それは『希望』……、なーんて言い古された話をしたいわけじゃない。 箱の中に残ってた物が何なのか色んな説があるみたいだけど、 一説によると残ってた物は『予知能力』なんだって説もあるらしいのよね。 確かに人が『予知能力』なんて手に入れちゃったら、最高の災厄だと思わない? 先の事が分かんないから、人生ってやつは面白いし、人は生きていけるんでしょ? 馬鹿みたいって言うか馬鹿だけど、 アタシ達は先の事が分かんないから、どうにかながらでも生きて来られた。 終末が近付いてても、馬鹿話どころか来ないはずの来週の話までできる。 未来の事が分からないから……、そういう事ができるのよね。 人間って、そういう馬鹿な生き物でいいんじゃないかって、アタシは思うのよ。 だから、思う存分、未来の話をしようじゃない? 例え存在しない未来でも、『現在』を生きられるならそれもアリでしょ? ……しまった。 やけに真面目な話になってしまった。 ひょうきんクリスティーナと呼ばれるくらい、 ひょうきんに定評のあるアタシとした事が……。 ま、アタシはそう思うってだけの個人的な意見よ。 お前らはお前らの思うように生きてくれれば、それでオーケー。 自由を求めて、自由に生きてくのがロックってやつだしね。 さってと、そろそろ今日の一曲目といきますか。 今日の一曲目も終末っぽいって言ったら、終末っぽいのか? 歌詞を見る限り、内容が全然理解できないけど、 もしかしたら終末の曲なのかもしれない……と思わなくもない曲。 そんな変わり種の今日の一曲目、愛知県のジャガー・ニャンピョウのリクエストで、 サイキックラバーの『いつも手の中に』――」 ○ 「りっちゃんが着たがってたあの高校の制服、お友達から借りられたのー」 それなりの楽器の練習の後、お茶の準備をしながら、 いつもと変わらないほんわかとした柔らかい表情でムギが微笑んだ。 「えっ? マジで? ホントに?」 少し大袈裟に私はムギに尋ねてみる。 勿論、疑ってるわけじゃない。 確かあの高校の制服の話をしたのは、確か『終末宣言』前の約一ヵ月半前の事だ。 言い出しっぺの私ですら半分忘れ掛けてたのに、 ムギがその約束をずっと覚えてくれれたって事に私は驚いていた。 それもただの一ヵ月半じゃない。 世界の終わりまで残り少ない時間の中で、 ムギは私との約束を果たそうとしてくれてたんだ。 「ありがとな、ムギ!」 申し訳ないんだか、嬉しいんだか、 何とも言えない気持ちになって、私はお茶の準備をするムギに後ろから軽く抱き着いた。 「ちょっと……、危ないよ、りっちゃん」 叱るような口振りだったけど、口の端を笑顔にしながらムギが言った。 お盆にお茶を乗せたムギに抱き着くのが危ないのは分かってる。 でも、抱き着きたかったんだ。 それくらい私の胸は色んな気持ちでいっぱいだった。 ムギはいい子だな、本当に……。 「おい律……、危ないぞ?」 「わーってるって、み……」 その言葉に返事しようと顔を向けた私は、一瞬言葉を失った。 そこには嫉妬に燃えてるってほどじゃないけど、若干不機嫌そうな顔の澪が居たからだ。 昨日友達以上恋人未満になっておいて、 よりにもよってそいつの前で他の子に抱き着くのは、確かにあんまり褒められた事じゃないよな……。 別の意味でも危なかったか……。 「ごめんごめん、ちょっと危なかったな」 「気を付けろよ、律」 「ああ、分かってるって」 言いながら私がムギから離れた直後くらいに、 澪が不機嫌そうな顔から軽い苦笑に表情を変えていた。 少しは嫌だったんだろうけど、不機嫌な表情は半分演技だったらしい。 ムギ相手にやった事だし、澪自身もそんなに心が狭い奴ってわけじゃない。 軽い警告の意味で不機嫌そうな演技をしたんだろう。 澪自身が嫌だからと言うより、 将来的に深い仲になる誰かの前でそういう事をするなって事を、私に教えてくれたみたいだ。 やれやれ。 澪は私の母さんかよ……。 そう思わなくもないけど、私を心配してやってくれた事だし、悪い気はしなかった。 まあ、将来的にそんな深い仲になる予定があるのは、今は澪しかいないんだけどな。 「でも、あの高校の制服が着られるのは嬉しいよな。 ありがとう、ムギ」 澪がムギに軽く微笑み掛ける。 「いえいえ」とお盆に置いたお茶をそれぞれの机に置きながら、ムギが会釈した。 その二人の様子はとても仲の良い友達そのもので、 澪がムギに対して嫉妬してるって事もやっぱりなさそうだ。 心なしかムギが私達を見る目も、いつもより生温かく見える。 ひょっとして……、私と澪の関係、気付かれてる……? いや、別に隠す事じゃないんだけどさ……。 「遂に私達があの高校の制服に袖を通す時が来たか……」 「何を大袈裟に言ってるんですか、唯先輩」 「えー……。 あずにゃんはあの高校の制服を着るの楽しみじゃないの?」 「楽しみですけど、そんな大袈裟に言うほどじゃないです」 「もー。あずにゃんのいけずぅ」 「何がいけずですか……」 不意に顔を向けると、唯と梓がこれまた仲が良さそうに会話していた。 先輩と後輩としては少しどうかと思うが、 それでも久しぶりにそんな唯と梓の姿を見るのは純粋に嬉しかった。 私がボケて、澪が注意して、ムギが皆を思いやって、唯と梓が子供みたいにじゃれ合う。 そんな時間を取り戻せた事が、今は本当に嬉しい。 「ところで、その制服は何処にあるんだ? 明日持って来てくれるのか?」 笑顔になりながら、私は目の前のムギに訊ねてみる。 お茶の準備を終えたムギも軽く微笑みながら返す。 「ううん、あの高校の制服はもう持って来てあるの。 さわ子先生の衣装と一緒に、ハンガーで掛けてあるんだ。 本当は制服を着るのは明日がいいかなとは思ってたんだけど、 今日の方がいいかもって思い直したんだ。 多分、明日はさわ子先生の衣装をたくさん着る事になると思うし……」 「だろうなー……」 少し呆れながら、私は小さく呟いた。 昨日、土曜日にライブを開催する事を皆に伝えると、 即座に部員全員が手を上げて快くライブへの参加を決めてくれた。 皆ならそうしてくれるだろうと思ってはいたけど、やっぱり嬉しかった。 その時、少し泣き出しそうになってたのは、誰にも内緒だ。 ついでに言えば、昨日家に帰った後、 広辞苑で『役不足』の意味を調べた時の私の表情も誰にも内緒だ。 とにかく、ライブに部員が全員参加する事が決まった後、 私達は信代やいちご、聡や憂ちゃんとか、そんな思う限りの知人に連絡を取った。 観に来てはくれなくてもいい。 ただ私達が最後にライブを開催する事だけは、皆に知っておいてほしかったから。 でも、全員とは言わないけど、 多くのクラスメイトや友達が私達のライブを観に来てくれると言ってくれた。 こんな時期なのに、私達の最後のライブを観てくれる……、そんな皆に心から感謝したい。 勿論、さわちゃんも私達のライブを観に来てくれると言っていた。 「最後のライブに相応しい、素敵な衣装を持ってくわよ!」と余計な言葉まで添えて。 いや、余計な言葉って言ったら、すごく失礼だとは思うんだけど……。 思いはするだけど……さ。 それでも、澪と梓が珍しくそのさわちゃんの衣装を着る事を反対しなかった。 むしろ自分から進んでその衣装を着たいって言い出したくらいだ。 当然、そのさわちゃんの衣装を心から着たいわけじゃなくて、 その衣装を着る事で、これまでさわちゃんにお世話になった感謝の気持ちを示したいからだ。 その気持ちは私だって同じだった。 澪と梓が反対しないんなら、 私だって最後の……高校最後のライブくらいは、さわちゃんの好きにさせてあげたいんだ。 そんなわけで、ムギの言葉は本当に正しい。 確かに今日の内に着ておかないと、 明日あの高校の制服を着るどころか、目にできるかどうかすら危うい。 早めに、今すぐにでも着ておかないと、 折角のムギの努力を全部水の泡にしちゃう事になる。 「じゃあ、お茶飲んだらすぐにあの高校の制服に着替えようぜ、皆。 練習もあの高校の制服でやろう。 急がないと、衣装合わせとか言って、さわちゃんが来るかもしれないしな」 少し焦って私が言うと、皆が非常に神妙そうな表情で頷いた。 私達の心は今こうして一つになった。 一つになり方が、非常に微妙だが。 34